ドル決済の国際送金、SWIFTに対抗する手段

現在、国際貿易の決済につかわれる国際送金システム、SWIFTシステムに対抗する手段が紹介されています。英語の読める方はどうぞ。あくまで雑学です。

https://ethereumworldnews.com/after-ripple-chinas-cips-now-competes-with-swift-departure-from-us-dollar/

1) CIPS  中国の提供する国際送金システムだそうです。現在、ロシアも、米国の制裁化にあり、SWIFTでの送金ができないためにCIPSの導入を考えているそうです。現在のところ、ロシアは米ドル保持から金の保持へとシフトしているそうで、すぐに中国の1CIPSの導入をはかっているわけではないそうですが、間違いなく中ロ間での送金を容易にして、それが理由で他の反米国家も興味をもっているそうです。

2) SPFS ロシア自体も自国で国際送金システムを考慮中のようです。記事によりますと、ロシア自体はアメリカの制裁によるSWIFTシステムからの除外に酷い影響を受けているようで米ドル以外での国際決済が必要であることは間違いないようです。

3) RIPPLE 政治的要素はありませんが、まちがいなくブロックチェーンを使った国際送金では今のところ一番おすすめなのがRIPPLEのようです。SWIFTと共存して取り扱っていても、効率性、送金手数料、両方で上回るRIPPLEはその技術的な有能性故に自然とSWIFTに対抗される国際送金システムであるようです。

ではSWIFTから上記国際送金に変わった場合はどうなるのでしょうかと記事に書かれています。まづ、米ドルは独占的な基軸通貨としての価値は暴落することはまちがいないようです。CIPSになると中国元が、SPFSになるとルーブルが、リップルですとXRPがドルの圧倒的な影響力を奪うと予測しています。

ここからは私の意見ですがアメリカが中国、ロシアを相手に自国の国益でもあるドルの基軸通貨の地位を手放すことはないでしょうし、価値観の違う中ロに対して、西欧、日本、豪州等も米国と歩調をあわせるでしょう。アメリカは同盟国と一緒にありとあらゆる政策、制裁をかけてロシアと中国を潰しにかかるでしょう。それ故にCIPSとSPFSはSWIFTから地位を奪うことは考えづらいです。

RIPPLEはどこの国からのバックアップがありません。市場の支持のみです。そしてSWIFTより優れたシステムであることはまちがいありません。つまり、ドル基軸の国際貿易決済に対抗できるのは市場に支持された仮想通貨だけではないのでしょうか。それ故にリップルは長期的にみても、非常に有望な仮想通貨なのではないでしょうか。